安全衛生マネジメントシステム
(OSHMS)の運用

当社が以前から推進してきた安全衛生活動実施事項の中身を、系統立て又速やかな形で実施する為に、安全衛生マネジメントシステムを構築・導入して平成14年4月から実施運用をしております。
又、平成14年10月には全国建設業労働災害防止協会大阪大会において、専門工事業者の安全衛生マネジメントシステムの発表とその表彰を受けております。
当社のOSHMSは元請各社が構築されるシステムに沿った形に対応して、元請、専門工事業者、作業所が一体となり進めることが出来ることと自負しております。
システムは、P『計画』、D『実施』、C『評価』、A『改善』を廻すことにより次段階の安全衛生管理に向け、スパイラルアップすることを目指しております。

  • 櫻木組 労働安全衛生マネジメントシステムの運用
  • 全国建設業労働災害防止協会大阪大会
    専門工事業者の安全衛生マネジメントシステム発表状況

【 P 『 計画 』 】

(1)安全衛生方針の表明(社長の方針)
  • 1.安全衛生関係法規、元請基準及び社内ルールを遵守し、安全衛生管理の向上に努める。
  • 2.危険有害要因を特定し、安全先行管理で、その除去と軽減に努める。
    着工前に施工検討会を開催し、現場の把握、及び教育による安全確保。
  • 3.重層下請業者の安全衛生教育指導を徹底させ、事業主責任の明確化を図り、安全衛生マネジメントシステムを継続、維持する。
    事業主パトロールの強化と内容の充実 ・定例ミーティングの内容の充実
(2)年間安全衛生管理活動の計画 自社 安全衛生管理計画書
年度始めに年間の安全衛生管理活動を策定し自社及び協力業者に周知します。
自社の基本的な実施事項を現場に展開させます。
『ヒヤリハット体験メモ』を全作業員に提出させ、危険有害要因の特定に活用しています。

令和5年度 自社 安全衛生管理計画書はこちら

【 D 『 実施 』 】

日常、週間、月間、年間、随時の安全衛生活動
安全決起大会、作業員基本教育、新規入場者教育、KYC活動、工具の点検、施工前検討会、各種品質点検などの実施
(1)作業所安全衛生管理活動実施事項確認書
作業所において、自社の管理計画が確実に実施されているかの点検と確認を行う為、各現場から事業主ごとに提出させております。

作業所安全衛生活動実施事項確認表はこちら

(2)作業員基本教育
送出し教育の一環として、現場入所前に作業員が習得し、認識しておかなければならない安全衛生に関する実施事項を全作業員に周知しています。
(3)安全決起大会
毎年、6月に全作業員を対象に安全決起大会を開催しています。
年間計画の自社 安全衛生管理計画書の内容を先端作業員まで確認させ、本年度の無事故無災害の達成を全員で決意します。
(4)施工前検討会
現場において直接、事業主(社長、専務等幹部)が自社の安全衛生又施工に関する技術技能的な取決め事項を当該現場作業員全員に周知させております。
(5)各種点検の実施
  • 1.KYC活動票(各元請様式)
  • 2.電動マルノコ点検表・・・・(自社様式あり)
    携帯式(毎日) 可搬式(適時)
  • 3.品質管理点検表
    型枠大工、型枠解体工、墨出し大工、鳶土工・・・(自社様式あり)
(6)健康診断の実施
毎年6月第一土曜日に、櫻木組A工作所において、健康診断を実施しています。

【 C 『 評価 』 】

(1)月例現場パトロール
1ヶ月に1回を原則として、稼動現場を対象に現場パトロールを実施しています。店社と協力業者の事業主若しくは職長が参加しており、衛生安全面及び、施工面について、日頃の店社から指導している実施事項が効果的に展開されているかを点検して結果を評価し直接指導します。
(2)定例ミーティング
毎月1回、15日の支払い日に店社幹部と協力業者の事業主とにおいて、定例会議を開催しております。
現場パトロールにおいての是正指摘とその対策若しくは、良好な施工法、良好な安全対策等について協力業者の事業主又は職長から報告させ、前月の反省を踏まえたなか、全員に指導し現場への水平展開を図っています。

【 A 『 改善 』 】

計画、実施、評価を通じて発生した問題点を洗い出し、改善して次の段階の安全衛生対策に展開しております。
①災害・事故調査 → ②システム監査 → ③システムの見直し